最近の若者は、不潔だったり脂っぽいものを嫌う傾向にあります。匂いやべたつきを極端に嫌う傾向にあるため、肌を洗い過ぎるなどの傾向があります。皮膚の脂分が重要な機能をしているのに、それが全部取れてしまうということが発生しかねません。

合成界面活性剤の影響によって、脂分が流出し、バリア構造が破壊されるということになるのです。これまでは、この点については皮膚科医はあまり注目をしていませんでした。しかしながら、実験的に皮膚の脂分を抜くと、近く神経が表皮近くまで伸びるため、かゆみをかんじやすくなるという意見もあります。バリア機能は界面活性剤によって簡単に損なわれてしまいますが、単なる水も、バリア機能に影響を与えます。単なる水でも、バリア機能の破壊につながるのです。

なお、アトピーの改善に影響のあるものとして、ミネラル系の物質が直接、皮膚から入ってもアトピーが多いに改善するという報告もあるようです。そのため、海水浴などもアトピーには良い影響があるという意見があります。

肌を破壊する界面活性剤などの成分が肌に悪いということは明らかな事実ですが、肌を破壊する界面活性剤ではなく、心的ストレスというのも肌に悪い影響を与える要因となります。たとえば、ストレスによってかゆみを覚えることがあります。これは、神経的経路を通って、かゆみを増幅するのです。